風の谷のナウシカの作品情報・感想・評価

「風の谷のナウシカ」に投稿された感想・評価

HAL8192

HAL8192の感想・評価

4.2
強く、優しく、可憐な女性像。

宮崎作品の中でも、主義主張の強さ、環境問題への彼の意識在り方を映し出した作品。同時にジブリヒロインの在り方、強くそれでいて優しい、考える女性像を提示してきてる辺り作家性を感じる。

とにかく世界観がSFファンタジーの世界で、過去に星にまで行った文明が滅びて千年、世界は汚染され腐海という毒(瘴気)を放つ森のあるという設定。

辺境の地の風の谷で暮らす族長の姫ナウシカが主人公。ある日辺境の騎士ユパ様が帰って来てすぐにトルメキアという軍事国家の航空船が腐海に住む蟲達を連れ、墜落して来たところから始まる。

ここから怒涛の冒険活劇だが、とにかくナウシカが強い、美しい、そして優しい……
戦闘の連続の中、気丈に振る舞うシーンも目立つが、現実を直視出来ない弱さもしっかり描きこんでいる。

また、腐海に住む蟲達の造形はアニメでしかリアリティを出せない力強さを持っている。特に王蟲のインパクトは凄まじい。

そして、墜落して来たトルメキアの船の中のあの物体の気持ち悪さと凶悪さ。旧文明の残した禍々しい遺物として圧倒的。

ストーリーは戦闘に次ぐ戦闘だが、演出が光るシーンが多い。特に空中での大型船内で、ガンシップという小型船に乗り換えるシーンなど素晴らしい。

そして腐海の真の謎、毒(瘴気)の問題が明かされる。

その後のラストに向かっての怒涛の展開は一種、宗教的とすら言えるほど優れた演出になっている。ここのカタルシスは本当に見事!

しかし、ここで物語は終わりを迎える。

綺麗な終わり方のようでもあるが、原作の漫画版ではまだまだ続くため、映画の終わりと漫画の終わりは違うと理解しておかなくてはならない。(そもそも映画製作段階では漫画は終わってなかったから当然の事)
【あらすじ】
海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日、虫に襲われた輸送飛行船が風の谷に墜落する。船内には、“火の七日間”と呼ばれる最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が積まれていた。やがて巨神兵をめぐり闘争が勃発し、風の谷の王妃ナウシカも陰謀渦巻く戦乱に巻き込まれてゆく。
【感想】
最近漫画の内容を知ったけど深すぎて驚いた
出てくる生物は小さいころから好きだったなぁ
takechi

takechiの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

この作品。短く焦点を絞って評するなら
「許し」の話ではないだろうか。
輸送船を助けようとし、死者は丁重に弔ったのに
町は侵略され、父親を殺され
それでも許し
父の敵である女指揮官クシャナを助けては
銃を向けられて
また許し
ペジテ国の青年アスベルを救っては
ペジテ国の人たちにオームの群れを風の谷に差し向けられ
それも許し
やられても、やられても許すナウシカ。

ナウシカとて聖人君主ではない。何かの宗教の信者でもない
始めに父親を殺されたときは、怒りに任せてトルメキア兵を殺しているし。
ナウシカは言う
「私 自分が怖い。憎しみにかられて何をするかわからない。
もうだれも殺したくないのに」

自分の感情と戦いながら、
必死に我慢しながら許して許して許してきたナウシカの姿が胸を打つ。
また、王である父が死んでから、風の谷の姫として、谷の民たちを毅然として導く姿・・
これもきっと無理して無理して、必死にそう振舞おうとしていたのだろう・・。
腐海の上空で
マスクを外してジイちゃん3人衆を励ますシーンは本当に胸が熱くなる。

ラストのファンタジックな感じを、どう見るか・・。
この作品の好みの割れるポイントでもあろう。
しかし、僕としてはあのあたりの終わり方はもはやどうでもいい。
大事なのは、オームの群れに降り立つ前までの
ナウシカの生きる姿勢なのだから。
nao

naoの感想・評価

5.0
子どもの頃はなんだか意味が分からなくてつまらなかったけど、大人になるにつれて作品の良さがじわじわと分かってきて。
本当に深い作品。
ayumiccc

ayumicccの感想・評価

5.0
これぞ!!!!!!
いつまでも色褪せない。
なんでこれを作ろうと思ったんだろう。
本当に素晴らしい。
島本さんの声も最高。
chiiii

chiiiiの感想・評価

4.2

原作も読んだ

決して明るくない話だけど、どんな思いでこの映画を作成されたのか憶測するのもまた一興という感じ

制作年を考えると先見性を持ちすぎて怖いくらい、
MiYA

MiYAの感想・評価

4.0
邪悪な大人vs純真無垢な子ども、そして戦う美少女。日本アニメで散々拡大再生産される話型のひな形がここにあります。昔観たときはこれに胸が踊ったわけですが、今観ると「自然と人間の共生」という壮大なテーマと、強固で緻密な世界観に痺れます。

それにしても腐海と放射能汚染のアナロジーは恐ろしいくらい。原発事故と放射能汚染により、現代の日本に暮らす私たちは「風の谷」の住人といってもいいかもしれません。映画では1人の少女が全ての罪を背負って殉死するという宗教的神々しさに溢れたクライマックスが訪れますが(実際には死にませんでしたが)、私たちの未来には何が待っているのでしょうか…。
kotan

kotanの感想・評価

3.9
今まで観てなかったことを後悔したけど、これを小学校の時に観たところで、何も響かなかったのかも、

原作読みたいな〜
htm

htmの感想・評価

5.0
子供ならなんでも許されるのは未来形要素が多いからしゃあないのだ!という大人はべつに子供の進化系ではないのや!
だらめ

だらめの感想・評価

3.9
地球の自浄作用を、神秘的に表現した世界観が儚く美しい。
ファンタジーではあるけれど、有名なラララの音楽の透明感と不安定な浮遊感は、本当に地球から手痛いしっぺ返しがあるかもよ?と語りかけてくるようだった。
>|