風の谷のナウシカのネタバレレビュー・内容・結末

上映館(376館)

「風の谷のナウシカ」に投稿されたネタバレ・内容・結末

リバイバル上映にて鑑賞したが、これまで本作を避けてきたのは、その世界観に何となく嫌悪感を抱いていたから。オープニングシーンから「気持ち悪い」の連続で、途中で止めてしまっていた。
ところが、スクリーンを前にして最後まで通して観ることで、宮崎駿監督の真摯な訴えを知ることになった。文明後の世界が、心地良いはずがないのだ。監督はその世界観をひたすらに忠実に描いていた。だからこそ現代を生きる自分にとっては、退廃的で恐怖心すら抱かせる。
ここで、ディズニー映画との対比が浮き彫りになると思った。「文明が衰退したその後の世界」というだけで、ピクサーからすれば限りなく面白い題材だ。秀逸なアイデアで、面白おかしいユニークな空想世界を作り上げ、老若男女問わず観るものを魅了してくれるに違いない(両者を比較して優劣を、という話ではなく)。
自然と科学。この二項対立を中心にお話は進む。文明が潰えた後も性懲りもなく科学をひけらかす人類に、“蟲”と化した自然が牙をむく。そこに唯一、ナウシカの心が両者を取り持って最後は救済してしまう。“命に区別や大小はない”というメッセージを感じた。あまりにも純真なナウシカの行動や訴えには、たしかに胸を打つものがあった。そんな、希望に満ちたものがたり。
はじめてのナウシカめっちゃよかった
公開されたときになんの前情報もなくみたかった(生まれてないのでね

牧場のお父さんがはじめて見たときびっくりして2回連続で見ちゃったんだよ(当時は完全入れ替え制ではなかったらしい)って言ってた言葉を思い出す。そう言う時代に出会いたかった。
小さい頃のイメージから、全く観る気にならなかった。今日、映画館で初鑑賞。
結論から言うと、観て良かった。まず何十年も前の作品なのに、世界観の斬新さや独創性に圧倒され、オープニングから引き込まれた。
この映画の中には様々なメッセージ性を感じたし、共感できた。
ただ一つ、ナウシカとテトの出会いのシーン。
「このコわたしにくださいな!」
あのセリフはいただけない。商店街で野菜でも買うような論調で、キツネリスを自分のペットにしようとするのは、彼女のキャラクターに全く合わないし、私が感じたこの物語のメッセージとも矛盾している。この一言で、彼女の人格を疑った。
宮崎駿作品には、必ずこのような登場人物がいる。芯が強くて、誰からも好かれて、儚げで、聖母的な「少女」だ。そして、図らずもサイコな一面も見せてしまうのだ。
改めて宮崎駿の狂気な変態性を感じてしまったのは、私が「少女」でなく、汚れた大人になってしまったからだろう。
と、密かに思ったことを吐き出すのはココだけにして、この先また何年も、愛されるべき映画なのだろうと思ったのは間違いない。
こんなにも面白い映画だったのかと驚いた。
子供の頃見たときは、ほとんど内容を理解することができず、ただただ怖くて難解なイメージしかなかったから余計にそう思った。

恐怖が攻撃に繋がり、攻撃が攻撃を呼び、一度始まってしまったものは、もう誰にも止めることができないから、滅びるまで攻撃し続ける以外の選択肢がなくなってしまう。
しかし、本当にそれが正しいのか?
それ以外の道はないのか?
誰も傷つけずに解決する方法はないのか?
と模索するのがナウシカだった。

ナウシカは、決して怒りに力で対抗しようとはしない。
まず最初に、自分に攻撃の意思がないことを示せる勇気のある人だ。
その誠意を受けて、人やオーム、森の虫たちは心を開き、ナウシカを信じて攻撃をやめるのだと思った。

でも、ナウシカも神様ではない。
父上を殺された怒りで我を忘れて、トルメキアの兵士たちを皆殺しにしてしまったシーンでそう思った。
オームや虫たちと同じ心の動きだ。
その気持ちにずっと支配されないでいられるのは、ナウシカが強くて勇気があって聡いからだ。

ユパ様もまた、自己犠牲をかえりみずに自分に攻撃の意思がないことを示せる強い人だった。
その強さに懐の深さと優しさが宿るのだと思った。

ペジテは、怯えが勝ってしまったようだ。
その怯えが、オームの赤ちゃんを痛めつけて吊し上げておとりにするなんて残酷な行動に繋がってしまった。
そして、なんの罪もない風の谷を犠牲にしようとした。
でも、それはペジテの国を守るためだったのがやるせない。
巨神兵が機能して戦いが始まってしまったら、やりたくなくてもやらなきゃいけないと思考停止するべきじゃなかった。

巨神兵は、核兵器のようだと思った。
ペジテは、トルメキアなど他国に対しての抑止力として巨神兵を手に入れようとしていた。

トルメキアは、巨神兵を活用して、悪いもの=腐海を焼き払い、世界を良くしようと考えていた。というのは、口実なのかなと思った。
巨神兵を戦争に使って、他国を従えようとしている的な言葉もあった気がする。

巨神兵を巡って争うことは、全員の破滅に繋がる。

そして、オームは焼いても焼いても死ぬことはなく、力で対抗するのは無意味だとわかる。

最初、ナウシカは、下着を履いていないのかと思ってびっくりした。
白いズボンだった。

ユパ様がペジテの飛行船に飛び移っていくところがかっこよすぎた。

ナウシカさんは、強くて、可憐で、美しかった。

悪役が女性なのも良かった。
怖がりな人だなと思った。

久石譲の曲が良すぎた。
鳥肌がたった。

おじいさん3人組がコミカルで可愛くておもしろかった。
ユーモラス。

ナウシカがマスクを外して、おじいさんたちを安心させる言葉を伝えたところで、思わず自分の口をマスク越しに抑えてしまった。

昨今のウイルスに、どうしても重ねて見てしまう。

最後、言い伝えの人物はナウシカのことであると判明したとき、なんとなくわかってても、ハッとして少し泣きそうになった。

腐海は、人間が汚した地球を綺麗にするために存在しているので、人間が腐海を焼き払おうとするのは、まったくの間違いだとわかる。

ナウシカの地下室には、毒胞子を出さない腐海の植物たちがたくさん存在していて、とても綺麗だった。
汚れているのは土で、水が綺麗ならば毒の胞子は出ないらしい。

腐海は、汚れた土を綺麗にする代わりに、毒の胞子を出しているだけだ。
そして、綺麗になった土は、水があった地下空洞のところへ落ちていく。
森を綺麗に保つために、オームは腐海を守っている。

なのに、人間は森を焼き、オームを焼こうとする。
オームの怒りはもっともで、人間の勘違いが招いた争いなんだなと思った。

中盤の、ナウシカが初めてオームの触手に包まれて、オームに調べられるシーンがかなり好きだ。
麦畑?や木漏れ日のシーンが綺麗だった。
あの世界の中には登場しなかった美しい自然の光景が急に現れて、心をグッと掴まれた。

そして、この現実には、まだ美しい自然が存在している。
帰りに公園寄って行こうと思った。
この作品を映画館で観られる日がくるなんて!

やはり音が素晴らしかった。
特に、ナウシカがオームの抜け殻を駆け上る澄んだ足音に、
こんな音してたんだ、と背筋が震えた。
海から風の谷を越えて砂漠へと吹いてゆく、力強い風の音。
空での凄まじい爆撃音と、対する、腐海の地下にできた空洞の静謐な無音。

作品の素晴らしさは言うまでもなく。
映画館で映画を観る、その喜びを味わわせてもらった

最高
ナウシカはマッドサイエンティスト。

新型コロナウイルスの影響で、ジブリを映画館で観れるということで改めてナウシカを鑑賞。
とは言っても子どものとき以来だろうか。なおかつ、子供の時は最後まで起きていられなくてぼんやりとしか覚えていない。

ナウシカといえば、心優しき正義の女の子っていうイメージだったけど必ずしもそうではないようだ。
父親を殺された時は怒りに狂い、何人もの敵兵を手にかけユパまで傷つけてしまう。そして、自己嫌悪に陥る姿は、強靭な正義の女の子ではなく、いわゆる人間味のある女の子だった。

その後は、自己犠牲も厭わない優しさとリーダーシップでみんなを率いていく強い女の子でずっといたけど、その瞬間があっただけでちょっと距離を近くに感じられた。

あと、地下室でなに腐海の植物育ててんだこいつは。一歩間違えればマットサイエンティストなナウシカ。


他にも、環境問題とかイデオロギーの対立とか色々盛り込んでるなーと結構難しいと思った。
コロナ渦中における、映画新作配給不能による、代替作品として公開された風の谷のナウシカを劇場で見ました。

劇場で見れるチャンスなんてもう来ないと思うので、とりあえずみなさん見ましょう。

ナウシカは子供の頃地上波で多分3,4回くらい見ていますが、
大人になってからは初めてかも。

子供の頃はよく理解できていなかった部分もあったけど、改めて見ると、2時間に収めるためにかなり詰め込んでいる印象を受けました。

ちょっと2時間では物足りない感じがしたので、改めて原作本を読みたくなります。

それにしても、約40年も前にこんなに完成度の高い作品が作られたということに驚愕です。

いや、年代は関係ないですね。
今でさえこういった趣の作品を目にすることはないので、宮崎駿さんの想像力に驚愕するばかりです。

腐海なんて地球にはないのに、まるでどこかで見てきたかのような本当にありそうな風景の描画がものすごいです。

また、腐海の底の澄んだ空間の表現も本当に美しかったです。

そして、ナウシカの人としての魅力の描き方。

どれもすごいという稚拙な表現でしか表しきれませんが、どうしたらこういった作品が作れるんだろうと思うばかり。

こんな素晴らしい作品を改めて劇場で見れる機会を設けていただいた事に感謝です。
世界観の作り込みが圧倒的。色褪せない名作。文明が亡び、腐海が広がる現状に世界を破滅に導いた巨神兵が出てくるなどスケールの大きさを感じた。この歳になって初めて視聴したが、ジブリ作品は子供がそう簡単には理解できないような背景や描写が多いと思った。ナウシカの抜群の主人公力はもちろん、ユパが何者なのか興味が湧いた。漫画作品もあるとのことなのでぜひ読んでみたい。王蟲のピロピロに治癒能力があるという予想が当たっていて少し嬉しかった。

風の谷の住人たちがとにかく不憫だった。
いい!ナウシカが強くて優しくてかっこいい。何度も泣きそうになった。健気すぎる。
昔のジブリの血の気の荒さがすごい。めっちゃ人死んでる。じいちゃん達強いし笑う。ユパ様つよ。
みんな人間味溢れてて、ぶつかってる感じがいい。谷に胞子あって焼いてたら、いつのまにか戦になってて、クシャナが愚か者って罵ってるのとか。
アスベルが妹のラステル看取ったナウシカに協力したり、お母さんが脱出手伝ってくれたり。気持ちを想像して泣けてくる。
アクションシーンも多くて迫力すごい。1984年にジブリ最初でこんな今見劣りしないなんて、、
映画館で久しぶりに見たら涙とまらなかった。でもナウシカが人間味なさすぎるのだけ気になる。
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