うなぎネコ

風の谷のナウシカのうなぎネコのレビュー・感想・評価

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)
4.2
青き衣を纏いて、金色の野に降り立ってきました。
そう言えば、映画館で観るの初めて…
(1984か)

改めて、カタルシスがスゴイですね…!
話としては原作が好きなので、マンガ読みたくなる
→読んだら、音楽や演出が蘇って映画を観たくなる…
無限ループ。(ナウシカとAKIRAと松本大洋あるある)

時代を超えて(デジタルが当たり前になった今も)古くならないのは
演出→動画(手作業)の職人技がオニだからだと思います…。
有名な庵野監督のシーンを初め
アニメで「風を感じ」させるってそもそも、スゴイ技術なのよ。

AKIRAもそうですが、この時代のアニメはゴリゴリのアナログなので、人も時間もお金もめちゃめちゃかかるんですよ。
(しかも、技術も才能も一朝一夕では育たない)

この時代の日本は、あらゆるカルチャーが行け行けドンドン!で
まさに「クールジャパン」を世界に知らしめました。

昔を懐かしむ中年の戯言ではなく、
カルチャーは経済の状況と密接に関わっているので
バブル崩壊後は、もう…ね…(涙)

あの素晴らしいジブリをもう一度!
そして、あのクールだった日本を…

おまけ:
原発事故の後、緑が美しい福島の「時間の止まった街」に入る防護服の映像を観て
やはり、ヒトは腐海に飲み込まれる運命なのだ…と思った日本人は多いと思う。
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