全ては守るべき国と愛する妻のために
1970年代第三次印パ戦争に敗れたパキスタンは報復の機会を窺っていた
そんなパキスタンで暮らす仕立て屋の青年タリクは、貧しいながらも美しい妻と結ばれ幸せな生活を送っていた
そんなある日タリクに一本の電話が舞い込む
パキスタンが極秘裏に核開発を進めている…その施設の場所を突き止めろ…
タリクの正体はRAWに所属するインドの諜報員だったのだ！
実話に着想を得たインドのスパイ映画です
これは個人的に凄く面白かった！！
パキスタンの違法な核武装を防ぐためインドの諜報員が奔走！
前半から中盤にかけてはパキスタンでの日常生活や地道な情報収集がメインです
タリクが軍や警察の目を掻い潜り、様々な手段を用いて真実に迫っていきます
インドでは政権が交代し潜入任務への風当たりが強くなったり、パキスタンでは軍事クーデターが起こったりと背景でも大きな変化もありました
そして真相に近づいてくる中盤から終盤にかけてはアクションシーンも増えたり、押し迫るタイムリミットや追手とハラハラしっぱなしな展開に目が離せません！
アクションも結構スピーディーでカッコ良いのがまた良いですね
想像以上にちゃんとスパイ映画してるし見応えも抜群な作品でしたよ
さらにもう一つの見どころがタリクとその盲目の妻ナスリンの関係
ナスリンを演じた女優さんの演技がこれまた凄い！
盲目も完璧に演じてるし、何かを感じ取った些細な表情の変化とか表現が素晴らしいです
潜入している中で恋に落ち結婚、そして子を授かるまでした2人
任務とともに少しギクシャクするタリク、何か秘密を抱えてると感じ取っても愛は変わらないナスリン
そしてナスリンへの愛が最大限に感じられるタリクの行動にも感動ですね
スパイ映画の面白さと愛する人への思いを感じられる作品でした
