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チップス先生さようならのAKIRAのレビュー・感想・評価

チップス先生さようなら(1939年製作の映画)
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イギリスのパブリックスクールの教員となったチップスはその学校の生徒に生涯を捧げる。
一方、中年となった頃、教員の同僚に誘われた散歩旅行での登山中に出会った女性と恋に落ちる。
この女性との出会いが生徒への向き合い方が変わるきっかけとなる。
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YouTubeのシネマトゥデイ金曜レイトショーにて鑑賞。
チップスは青年期から中年までは陰気で臆病で人気の出ない教師だったが、対照的な明るく社交的な後の妻との出会いで生徒への向き合い方が変わっていく。出会いや少しのきっかけに大きく人は影響されるのかもしれない。
また、チップス先生が担当した生徒の子孫までもが入学したてから慕っているのは不思議な感じがしたが、その点は人々が血筋や地縁的関係を重視している噂のすぐ広まる村社会での、教員の理想を描いた映画なのかなと思った。
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