ハント

ザ・キラーのハントのレビュー・感想・評価

ザ・キラー(2023年製作の映画)
3.9
映画館で鑑賞
プロフェッショナル 仕事の流儀 マイケル・ファスベンダー
あまりにも忠実に描かれたミスを犯してしまった暗殺者の物語
アクションは少なめで退屈な人には退屈な作品なのかもしれない
デヴィッド・フィンチャーこだわりのカットは全てが美しいカットで今作はアクション/クライム/スリラーでありながらビジュを楽しむ芸術作品なのかもしれない
個人的にお気に入りなのはやはり第1章
できれば第1章の感じを最後まで続けて欲しかったなというのは少しあった
ある意味ではご都合主義で無駄なミスのないヒーロー映画などへの挑発的作品なのかもしれない
Netflixで必ず観るべき作品


──────以下ネタバレ──────


第1章は大好き過ぎた
スナイパーとしての心構え,準備の段階,窓際での偵察,スコープを逆から覗かせるカット,心拍計付きウォッチの音といい何もかもかっこいい
狙撃に失敗してからの逃げるシーンもいい
第2章はドミニカの別荘?自宅に行くまでの美しいカリブ海と熱帯特有の生い茂る木に挟まれた道路を車が走るシーンが好きすぎた
第3章はトップガンの人だ!っていうのと死体でも入ってんのか?みたいなジョークとかが良かった
第4章はやっと観られたアクション
ちゃんと扉越しに撃つ時に下から撃って自分が撃たれないようにしてるの偉い
第5章はウィスキーを最後の1杯を自分で飲むことで自分のペースにして優位に立たせなかったところがよかった
第6章はフィンチャーはビルの見えるでっかい吹き抜け窓ガラス?が好きなんだなーと
第7章
フィンチャー7好きなんだな笑
自分で言い聞かせてることを何も出来ない主人公は少し滑稽でありながら自分を見ているような感覚にもなった
また冒頭のシーンより遠距離より近距離の方が楽しいと言っていたので元から近距離でやりたかったのかなーと
感情を大切にするKillerでした
ハント

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