初ハワード・ホークス
これは今回ちゃんと確信できたが、アメリカ的、ジャズスタンダード的な感性に潜む魅力の中でも、ハッピー(かつ、スウィート、程度までは今作にはあるけど)な感性だけ、ってのは俺はキツくて、メランコリー、ペーソス、ロマンチックまで清濁合わせ飲んでこそのもの
だから今作(はとりわけバカっぽい、というのもキツいんだけど、にしてもハッピーな一面、だけにしても音楽パートは良いから3点はつける)のようなミュージカル仕立てのものに限らずコメディ的なのはいくつか観てきたけど、やっぱただのドタバタ、スクリューボール系は絶対好かんのだよな
その点、ロシュフォールの恋人たちが生涯ベストの一つになってるゆえんは明らかなんだが…まぁミュージカルに限らずではあるが、アメリカ産でそれに比肩するような50-60s作品は存在するのかな?