結局自分の軸や価値観で、彼は私を理解してくれてるはずだと思い込んでいただけで、彼の想像していた私も実際は違っていたわけで、たくさんすれ違ってたくさん裏切られて、彼に好かれようと偽っていた(裏切った)昔好きだった人を思い返していました。人は人のことを完全に理解することはできない。自分の理解力を確実に信じて思い込んだ人間像と向き合っているだけ。でも寂しい時は人に頼って一緒に分かち合い乗り越え、その先があると信じていいというサブ爺の言葉に、人の暖かさを感じ、結局は人なんだな…と。何が言いたいのか自分でもわからないけど、何が本当で何が嘘かも勿論大事だけど、自分がその人をどう受け止め、どう関わり合っていくか、ということなのだろうか…嘘つきもその人、素直な人もその人なのでは。今泉監督の笑いがない作品を観れてかなり痺れています。
