U-Nextに来てたので!
引退作ということで、見とくよね。
紀里谷和明らしくケレン味がきいた世界、少々ぶっ飛んだアカシックレコードの設定やはしゃぎすぎてる展開は気にならない。元々CASSHERNには好意的なのでね。
映像クリエイター出身であり、映画自体を少し舐めてた(舐めてる?)フシがあることからわかるようにショットそのものは綺麗だがセリフのテンポと台本そのまま言わせてるセリフ回しの違和感がつきまとう。
それでもこのセリフを、このシーンを、ねじ込みたいんだろうなというのがわかるから嫌いではない。
にしても紀里谷和明の思考が良い意味でも悪い意味でも若すぎるなと思うね。いじめとかお金とかSNSとか売春とか、描写が稚拙なだけなのか、本当にそういう意図があるのかわからないけど自分以外を、大衆を、浅い人間だって見下してるのは伝わる。
普通に好きだから世界に絶望したまま青臭い映画作っててほしいけどね。