よみこ

世界の終わりからのよみこのネタバレレビュー・内容・結末

世界の終わりから(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

韓国かと思ったら主人公日本人だった
これはなにか原作とかあるのでしょうか
なんの知識もないまま視聴

話が難しい・・
こういうの好きな人にはすごい好きな気がする

ヒューマン映画はいかに主人公に感情移入できるかが大切だと思っています
人生の全ての絶望を背負ってしまったかのごとくな主人公
気持ちはわかるけど、あまりにも卑屈で陰鬱な性格のため好きになれない
にも拘わらず、序盤からちょっと視聴者をおいてけぼりにする夢の中の描写
夢の中はモノクロだから現実との区別はついやすいのでそこは気にならないが、一体何が起こってますか?!状態

だんだんと夢の影響を現実世界の人が説明してくれますが
それでも主人公はなちゃんのじめじめさが苦手でしかも長尺の映画すぎて
途中食傷気味
現実世界を巻き込みながら夢の旅を追う
てゆうかなんで現実で占い女子高生てばれてるんや!
ちょっと無理やり絡めるために力技設定のところが多い気がする
佐伯さんも死ななくてもよかったのでは?!という行動が愚行なんだよなぁ
わざと窮地になっている?!機関銃手にしてあんな近距離戦で戦うという
どういうことだ?!
もう少し綿密に経過しておいてほしい
力技を感じちゃうと気持ちが覚めるんだよ!!

そして誰か世界の終わりを願ったのという根本的なものは
わりと簡単に予想がつく

後半やっと「共感」に出会う
娘の命を救うために自分たちの命を差し出す
どうして無抵抗の人間にそこまで暴力をふるえるのか
オチはすごく風呂敷がでかくなった気がするけど
おもしろい展開
やっと後半意味がわかってくる
そして「ソラ」の存在とは。
いやー表面を撫でて理解することしかできなかった
本当の意味でこの映画をすべて知るのは難しいだろうなあ
他の人の感想も聴きたいところだ

ユキちゃんの存在感
夢の中で祠に案内してくれるユキちゃんの喋り方や死生観があまりにも純粋で怖いような不思議な感覚
夢の中の水先案内人にしてはいい存在だったと思う
そして最後、救ったのか、破滅させたのか
よみこ

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