RT65

世界の終わりからのRT65のレビュー・感想・評価

世界の終わりから(2023年製作の映画)
2.0
原作・脚本・監督が紀里谷和明で製作がKIRIYA PICTURESだから勝手にやってくれてれば良いんだけど、出来れば話をもうちょっと整理してくれないかなぁ…。

誰が何をどうしようとしているのか、どうやったら成功でどうやったら失敗なのか、具体的な事が全く示されないので全く意味が分からん。そのくせ、湯婆婆のコスプレをした夏木マリが重要事項以外の殆ど全てをセリフで説明してくるので、ズッと聞かされるこちらも辛いが夏木マリも可哀想になって来る。

”ヒロインが未来を幻視して組織が対応する”もしくは“夢の中に暗示があってそれを読み解く”わけで無く、ヒロインが見た夢(何故か戦国時代に縄文時代みたいな首飾りの少女)を語ると予言書の内容が書き変わって、それを読んだ夏木マリが「○○を実行で」と指示…???まどろっこしいと言うか何と言うか…。
ヒロインも世界を救いたいのか滅ぼしたいのかイマイチ分からん。揺れ動いているのがリアルという事なのだろうが、それが秒単位で変わるから、ちょ、ちょっと落ち着こうぜと思ってしまう。

夢の女の子が突然敵の頭を吹き飛ばし始めた時はちょっと面白く成るかなと思ったけどそれも結局どうなったんだっけ…?
ていうか先にも書いたけど、具体的な世界を救う方法というのが分からない(劇中の誰も知らないらしい)ので何をやっているのかやろうとしているのか伝わってこない…。

監督と原作者と脚本家だけが理解している世界観とルールなので三人だけで楽しんでて下さい…と思ってしまったな…あ、一人か…。
RT65

RT65