ハラダユウキ

サイド バイ サイド 隣にいる人のハラダユウキのレビュー・感想・評価

4.2
考えたってしょうがないことを考える余白がたくさんあって、けどそれは眠気にも繋がりやすいのが毎度のことだけど、この130分は違った。

自分のポケットで手を拭いてもらえるよう常に差し出すすべて、市川実日子になら。
齋藤飛鳥さんのことは知らなかったけど、短い言葉を発する声がいい。
'滞在する場所'としての美術や伝え方のセンス、特に配役が"ひとりぼっちじゃない"に続いて好み。

"世界の映画を観ないとダメだね"って台詞に集約されてた、あの感じ。
大きな意味を持たない指になんとなくはめていたいし、あんな風にカーテンは揺れててほしい。

次に伊藤さんと会ったら聞きたいことたくさん。持てた記憶が断片的なのもそれはそれはそれだっていいこと。