chinsuko

サイド バイ サイド 隣にいる人のchinsukoのレビュー・感想・評価

3.4
雰囲気は良いがストーリー設定に難あり

主人公、未山は不思議な力で人を癒すことができる。本作はこの「ヒーリング」をフィーチャーしていて、主人公の人間性、生活環境、共に過ごす人々にその属性を付けている。

自然の空気、光、会話に於けるものが「癒し」の要素を持っており、それで構成されている。

俳優も表情や台詞、存在自体が本作の世界観に溶け込んでいる。

なので、なまじ主人公のオカルティックな表現や、登場人物の生死に関わる描写が半端なので、見ている方が悶々としてしまう。

自分は好きな雰囲気だっただけに、実に惜しい作品となっている。
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