オープニングで、ああ、次男が死ぬ映画なんだな、って教えてくれる親切設計。
なんか、わかる気がする。家族がそんな状態になってるときのあの無敵感。疲れも悲しみも痛みも苦しみも感じないんだよね。
彼の死と向き合う事で強く成長する沙莉ちゃんと時生君が泣ける。そしてなんだかんだ理由をつけて一緒に行こうとする日村の気持ちもわかる。独りで行かせたくないよねぇ。
でも、産まれてくる赤ちゃんに乗っけるのはやめたげて、って思った。その子の人生はその子だけのものでしょうに。
ラストのメッセージはサヨナラDNA。
血が繋がらない兄弟の絆のお話し。
死をテーマにしててお涙頂戴にしない潔さはかなり好き。面白くはなかったけど。