スーパーマン2作目でゾッド将軍登場!1作目の冒頭でちょっとだけ触れていた前フリを回収。
パリでエッフェル塔を占拠したテロリストの水爆を宇宙に捨てたスーパーマン。
その水爆で封印されていたゾッド将軍と部下2人が復活。
アメリカの月面探査機を襲い、さらに地球にも上陸し侵略開始。
前作レックスルーサー一味もそうだが、部下が女と馬鹿男って組み合わせのトリオはなんなんだろ?
一方、ロイスは遂にクラークの正体がスーパーマンだと気づいてしまう。メガネを取ったらソックリだからな(笑)
今作のポイントは2つ。クラークとロイスの関係が進展する点。クラークは2人のために力を捨てる選択をする。
ヒーローとしての使命より愛を選ぶのだ。
もう一つ。ヴィランであるゾッドはアメリカ大統領に膝を突かせ屈服させるシーンだ。
月面探査機もソ連との冷戦に勝って成し遂げた成果なのに、それを踏みにじったのだ。ゾッドのやった最大の悪事は、アメリカの権威を倒したことだ。アメリカ映画としてもっともわかりやすいヴィランだとわかる。
愛のために捨てたスーパーパワーも、アメリカの復権の為に再び取り戻し戦う。
(最終的には使命のためにロイスの記憶を消して2人の関係も抹消するのだ)アメリカの為に愛を捨てる自己犠牲がこの映画の美徳だ。コレはある意味怖い思想だ。
しかし、アクションシーンは決してテンポは良く無いな。
脱獄したルーサーもゾッドに取り入るが、三枚目が増した感じで、カタルシスもちょっと落ちる。