キミシマユウキ

スーパーマン II/冒険篇のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

スーパーマン II/冒険篇(1981年製作の映画)
3.5
※この作品は”冒険篇”と”ドナー・カット版”の二つの種類があります。同じ作品ですが完成形は全くの別物なのでご注意ください。
今回自分がレビューするのは”ドナーカット版”です。冒険篇は鑑賞次第加筆します。

大人気元祖アメコミヒーロー映画の第二弾!!
今度の敵は同郷の反逆者ゾッド将軍!!
先日Blu-rayボックスを酔った勢いで購入してしまったので鑑賞。

これはなかなか完成度の高い作品!
そもそも”ドナー・カット版”ができるまでの経緯が長く、実際このバージョンが公開されたのは2006年。それまではずっとリチャードレスター監督による”冒険篇”が『スーパーマンⅡ』だったのだ!!リチャードドナー監督が途中降板とか面倒なことするからだよ!!もう!!
さてそんな”ドナーカット版”、かなり一作目との繋がりが強い、といか前後編なんじゃないかというくらいなのだ。
スーパーマンが人並みの幸せを願って能力を消そうとしたり、敵が同じ土俵になったことでアクションの迫力が増したり、何かと前作よりもパワーアップしていた!
冒険篇はまだ見てないので比べられないが、きっとファン達はこれを推すだろう!!

主演のクリストファーリーヴは最高。
今回もめちゃくちゃにかっこいい。指をピッてやる挨拶に惚れました。
ゾッド将軍役には名優テレンススタンプ。
毛が濃いです。以上。(笑)
今回称賛したいのは(前も褒めたけど)レックス役のジーンハックマン!
こいつただの人間ですよ!?ちょっとずるがしこいだけの!
にも関わらず、クリプトン星人たちの壮大な喧嘩の中をうまく立ち回ります。ゾッド将軍にどんどんン絡んでいく勇敢さはスーパーマン以上でしょう!悪役二人が同じ画面内にいるというのも嬉しかった。
そして”冒険篇”では登場シーン全カットだったお父様役のマーロンブランド!結構重要なポジションだったのに全カットされてたなんてかわいそうに!!ファンによっては亡きマーロンブランドの遺作をコレだという人もいるとかいないとか。相変わらず締めるところを締めてくれています(笑)

とにかく予想外に楽しめた今作。
現在の映画と比べたらたしかにアクションや映像は古臭くてダサいかもしれないが、大衆に愛されるべきヒーロー映画には間違いない!
さぁあとは駄作といわれている3作目だ!!

スーパーマン好き、クリストファーリーヴにメロメロになりたい方、また”ドナーカット版”をまだ見てない方にはオススメの作品。