終わらない週末の「週末」は終末…ですね。冒頭から、音楽が不気味。本作での音楽や効果音、視覚的な効果には目を引いた。
少し長いけど、あっという間。
ジュリア・ロバーツ、イーサン・ホーク、マハーシャラ・アリ、ケビン・ベーコンという豪華なキャスト。だから、退屈ではない。
イーサンとジュリア夫婦の娘のローズがキーポイント。『ヘレディタリー/継承』のミリー・シャピロが演じた役みたい。毎回、不吉の始まりを目撃する。タンカーしかり、鹿しかり。ローズが話す「神に祈る男」の話は興味深かった。
息子の歯🦷が抜けるシーンは怖かったけど、オープニングにその辺りの秘密が隠されていた。一度観終わってから、もう一度、オープニング観るのも面白いかも。
イーサンが車で街に向かってる時の、あの赤いイナゴの大群みたいなの…気味悪かったな。そういう視覚的な恐怖の描き方は良かった。
どことなく『ドント・ルック・アップ』のようでもあり、『メランコリア』とかいうところの壮大な話でした。
イーサンとその子供たちが着ていたTシャツ、そして壁に掛けられた絵などに注目。何かの暗示か匂わせか、多分いろいろ隠されてる。何なのかは分からないけど…(分からへんのかい!)
対立、分断、宗教、陰謀、人種、自然破壊、石油、武装勢力、戦争…今、世界で起こっていることに目を向けよ!と言われているような、若干の説教臭さと居心地の悪さを感じた次第です。
わたしとしては“週末”はいつでも終わって欲しくないと思ってます。今日また終わっちまうのかよ〜と思ったら、今日は日曜日。週始まりでした。明日からまたがんばろ。