終わらない週末のHiroakiShimizuのレビュー・感想・評価

2023年というこの時代、この空気感の中でしか生まれなかった作品。コロナ、ウクライナ×ロシア、パレスチナ問題など混沌とした世界情勢の今だからこそ、この映画が浮世離れした話ではなくリアルに感じられる。登場人物は皆アメリカ人だが、バックボーンは様々。それぞれの立場や考え方も面白い。

そして、1番の衝撃はカメラワーク。常に予想できないアングルへと場面展開していく良い意味での裏切りが凄かった。

これは現代映画の一つの金字塔だと思う。
インスパイア系の作品がこれから後に続くのではないか。