Netflixは『ドント・ルック・アップ』、『ホワイト・ノイズ』、そして本作と、終末を描いた新作映画を毎年配信しているが、本作が最も現実に起こりそうな状況が描かれていて怖かった。
映画に分かりやすい説明やオチを求める人が多いからか、あまり平均点が高くないが、サスペンスの演出や過程を楽しみたい派としては、とてもスリリングで面白かった。
海岸の場面やテスラの自動運転車の場面が、特に印象に残った。登場人物と同じく、状況が途中までは分からないが、分かった時には危険がすぐそばまで迫っている。臨場感のあるカメラワークが見事で、登場人物が感じたような恐怖を感じることができる。
そして、Netflix製作の映画とは思えない、動画配信サービスを皮肉ったラストの鮮やかさ。これで終わりで良いじゃないか!