すごい集中して見れた。よかった。大きな成功のためには何度かの失敗がある。その道は一つに続く道。成功か、失敗かの分かれ道なんかじゃない。そのことを強く痛感する作品だった。
もちろん64歳の彼女の挑戦が誰にでもできるものではないけれど,それぞれの人生でチャレンジしたものが心にあるとき、できるかできないかではなく、やるかやらないかしかないんだなと。
28歳の時の失敗で成し遂げる中は精神力が必要であることを知る。60歳の自分にはそれまでの30年の間に精神力を身につけてきた自信があった。2度目の失敗、3度目の失敗、4度目の失敗で、クラゲに対する対策のこと、天候を読む力を、自分でできないことは仲間を集めてそのスペシャリストに頼む。
彼女はこのチャレンジで、諦めないこと、チャレンジに年齢は関係がないこと、バハマからフロリダ横断は個人競技ではなくチームスポーツだったと語った。
ただ、なかなかできることじゃない。だからとても胸を打つ。
ボニー役のジョディフォスターも素晴らしくよかったなぁ。ナイアドとボニーの絶妙な距離感をうまく演じてて胸がグッとくる。主演のアネットべニングがオスカーノミネートされたのも納得。