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マエストロ:その音楽と愛とのtouchのレビュー・感想・評価

4.1
"夏の歌が聞こえなければ 音楽を書くことはできない"
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今年ベスト入りの大傑作!
めちゃくちゃ良かった…。
監督の前作『アリー/スター誕生』と表裏一体、人生の中心に常に「音楽」がある二人の物語。
伝説的な作曲家・指揮者をやりきったブラッドリー・クーパーも凄かったが、彼のパートナー役を演じたキャリー・マリガンの引けを取らない熱演に痺れた。
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エネルギッシュでハイテンポな編集のモノクロ青年期パートに始まり、壮年期にかけてリタルダント(だんだん遅く)に変調していく。
決定的な場面の多くを語らず、行間で匂わせる。
ブラッドリー・クーパーの監督術は早くも巨匠の域に達している
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