このレビューはネタバレを含みます
美しい映画だった。
映画館で見るべき作品だった...。
ティーザーを見た時、数秒の予告だけで素敵な作品だと思い、特に事前情報を見ずに鑑賞。
ティーザーで感じた通り、本当に素敵で美麗な作品であったが、まさか実話を基にした作品だとは。
前半、舞台に場面転換し水兵が登場するシーンで"On The Town"のパブのシーンだと気づき、"On the Town"や"West Side Story"、"On the Waterfront"の作曲を手がけていた方だったとは、恥ずかしながら存じ上げなかった
"MAESTRO"のタイトルの中には、彼を支えた妻の存在がしっかり包含されていたと思う。
自由奔放な芸術家を赦し、支え続けていたフェリシアがいてこその"MAESTRO"であっただろう。ドラッグに浮気にと、あまりにも目に余る奔放ぶりではあったが。
シーン毎にモノクロ・カラーやアスペクト比等、撮影スタイルが変わっており、時代の変化が非常に分かりやすく良い表現だっと感じた。
あとは僅かではあるが、マット・ボマーも登場し、またしても美しくも格好良くそれでいて色気のある愛らしい役がとても似合っていた。
