さなえ

マエストロ:その音楽と愛とのさなえのレビュー・感想・評価

4.6
2024年アカデミー賞対策で視聴。
ノミネートされてるし、みるかぁ〜くらいのテンションだったがめちゃくちゃ良作でした◎ブラッドリークーパー監督作品すごく好きなんだなーって感じた2作目。
前作アリーも今作も、愛と死を愛情を持って描くのがとても上手で、ハリウッドクラシックな作風なのもとても見やすいです。
スピルバーグとクリストファーノーランがプロデューサーして監督枠譲るだけあるね!

バーンスタインは人間味溢れすぎてる方だったんですねぇ、その人間味とまっすぐなエネルギーと、溢れる愛情をブラッドリークーパーほど上手に描いてくれる人おらんのではないか?と思うくらい適任だなーって思いながら観てました。
キャリーマリガン主演女優賞とって欲しいくらい熱演。後半めちゃくちゃ泣けたー
同時期に生きていたカラヤンのことは知っていたけど、バーンスタインのことは名前をかすかに…?くらいしか存じ上げず、作中の有名な曲の数々に申し訳ない気持ちになりました。
夏の歌が聴こえなくなったら…のくだりが、まさしくクリエイティビティある人のやつで、羨ましく感じました。嫉妬ってやつですね。
あと、終盤に出てくる指揮者の学生が表現したいことってこうでしょ?ってバーンスタインがヒョイっと表現しちゃうやつ!めちゃくちゃカッケー!ってなった
劇場公開しないのもったいないくらいのオケと音響!イヤホンで観るべき一作。

個人的見どころ
・悪気ないとはいえ妻の見えるところでいちゃつきすぎやろ
・病床のキャリーマリガン
・表現したいことってこれでしょ?のシーン
・教会の長回し演奏シーン
さなえ

さなえ