古典的なおとぎ話の導入から中世と近未来が融合した世界観のはじまりにワクワクしたし、次々と変身するニモーナのアクションに興奮しながら楽しんでいたら、あの美しく悲しい回想のなかでの変身シーンには切なくなり、と構成もテンポもすばらしくよくできたアニメだった。
なによりニモーナのキャラクターがとにかく最高で、バリスターとアンブローシャスのカップルのすれ違いストーリーも大好き。
ただラストはお決まりの展開ではあるにせよ、ニモーナがクィアたちが自己投影できるキャラクターだからこそ、もっと何とかできたのではないか？と若干モヤっとしたものを感じてしまった。
