にっきい

流転の地球 -太陽系脱出計画-のにっきいのレビュー・感想・評価

3.0
太陽がヘリウムフラッシュを起こす話し。
1作目を全然知らないと思ったら、映画祭で上映されただけで一般公開されてないらしい。
そんな映画の続編が何故か一般公開。

太陽がヘリウムフラッシュを起こして地球が滅亡するまで300年、太陽系を飲み込む赤色巨星になるまで400年である事が判明し、生き残りをかけてデジタル生命計画と移山計画のどちらを選ぶかを迫られた地球。
移山計画とは地球エンジンと呼ばれる大型のロケットエンジンを1万2千基設置して、2500年かけて他の恒星系まで地球自体を移動さす計画。
デジタル生命計画こそが人類を救う唯一の方法だと考える過激派が、大規模テロを起こし移山計画の存続が危ぶまれ…、って話し。

地球エンジンの点火実験が間近に迫った所から始まるので、1作目はヘリウムフラッシュが起きるのを発見して、地球エンジンを作るまでの話しかと思ってたら、順番が逆でこの2作目が前日談。
1作目は太陽系から離れる為に木星でスイングバイを行い加速する話しらしい。
地球が太陽の公転軌道から外れるまでの約30年を描いているので1作目とは主人公も違う模様(多分1作目の主人公の親の代)。
2044年から始まるんだけど、その時点で宇宙エレベーターが出来てたり、量子コンピュータが有ったりと、かなり技術が進んでる。
昔の邦画『妖星ゴラス』では地球だけ動かしてたけど、今作では月が邪魔だからと月も動かしてました。
月の引力の影響がなくなって津波とか起きてた。
移動の準備で地球の自転を止めて1日が60時間になったりしてたけど、自転止めたら太陽と反対側の半球はずっと夜?
その他にも疑問に思う事がいっぱい有ったのに、3時間も有るのにその辺がちゃんと描かれてない。
序盤の大規模テロのシーンは派手だったけど、その後は主人公が悩んだり、主人公が悩んだり、主人公が悩んだり、たまにデジタル生命派がテロ起こしたりと、イマイチ盛り上がりませんでした。

これの前に観た映画が、かなり手持カメラのブレブレ画面が続き画面酔いしちゃいました。
酔いやすいので普段から酔い止め薬持ち歩いてるんですが、丁度切らしてて幕間が20分有ったので買いに行きました。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2024年3月23日
鑑賞回:11:25〜14:30
劇場名:TOHOシテマズ二条
座席情報:SCREEN4 Z-7
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:173分
備考:割引
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