biwacovic

アダマン号に乗ってのbiwacovicのレビュー・感想・評価

アダマン号に乗って(2022年製作の映画)
-
セーヌ川に浮かぶ、精神疾患の人たちを受け入れるデイケアセンター。岸から切り離され、川の上ではあるが動くことはなく固定された船、という状況はどうしてもその困難さの暗喩に思えるが、同時に希望のようにも見えてくる。彼らの彼女らの表情は複雑で、歌が、ギターが、ピアノが、小説が、ダンスが船の上で表現される。それを受け止めるたちがいる。ケアする人たちも彼らと変わりはない。人間はどうしようもなく創造し続ける。
biwacovic

biwacovic