地上波であると「きまずい」でお馴染みの本作は、子供の頃に軽く見た程度で全容は覚えていなかった。
1997年の映画が3Dで画質改善されて上映されるのは素晴らしいことで、興味を持って鑑賞できた。
正直3Dの必要性はあまり分からなかった。だけども、画質の綺麗さには驚いた。
作品については、ローズとジャックの関係性において勿論のこと感動した。
生きる希望を与えて愛する人を支えたジャックのシーンは特に印象的。
他にも、最期の最期まで仕事を全うして死を覚悟した人々や、愛するものと離れないために死を選んだ人々により感動した。
船と運命を共にするため操縦室に閉じこもる船長、パニック状態を鎮静化させるためクラシックを奏でる音楽家たち、運命を共にする老夫婦、子を寝かしつける母親、涙ながらに崇拝者を落ち着かせる神父、、、
様々な1912年の〝事実〟を伝えられ、
心が痛み感動してしまう。
他にも、タイタニック号が割れて垂直に沈没するシーン、体重を支えれず落ちていく人々が船の金属に身体をぶつけ、金属音が響く。
その度にあまりにも悲惨なことが起きていたのだと考えらせられる。
自然は何よりも怖い。老若男女、躊躇せず殺しにくる。
改めて、自然の怖さを知れた。
映画館で見れて良かった◎