2024年4月5日TOHOシネマズ新宿
最高。今年見た中では「夜明けのすべて」「コット、はじまりの夏」と同レベルの面白さというか、余韻たなびく感じがもうたまらん。YouTubeのシネマサロンで竹内さんが「ウェルメイドで終わっているんじゃないか」と言っていたけれど、ただのウェルメイド映画を超えてきたと思う。
何がよかったのか。ストーリーはもう予告編通りというか意外なことはまったくない。でもね、じんわりくるのよ、これが。
イントロで午前4時のバーでの3人が出た時「これはThanks for the memoryでShirley Ross & Bob HopeがTwo Sleepy Peopeleを歌う感じか！」と誰もわからない想像をしてしまった。
映像と音楽もよくて、なぜか撮影：四本、音楽：石橋英子みたいな感じがした。
あと24年ぶりに会ったときに、ノラがぎゅっと抱きしめるけど、ヘソンが戸惑う感じを出すのとか、韓国の結婚観の話とか、カルチャーギャップの混ぜ方が良い。
さらにアーサーの絡み方がよくて、ラストのヘソンとノラの長回しが終わって、アーサーとのシーンが最高だよな～。アーサー役の人は「ショーイング・アップ」に出ていたんだね。
