パスト ライブス／再会のToday4601のレビュー・感想・評価

12歳の初恋の二人が24歳でリモートで繋がり、36歳で再会する。
切ないけれどただそれだけではない乾いた苦さが残るストーリーだった。
「イニョン」という言葉が何度も出てくる。
「袖振り合うのも多生の縁」という考え方で日本でも馴染みのあるもの。ヘソンとナヨンの縁、ヘソンとアーサーの縁そしてヘソンとアーサーの縁。縁というものは温かいけれどどこか苦々しくて棘のように心に刺さるのだなと思う。
ドラマでは作り込んだキャラの多い印象のユ・テオが因習に縛られる弱さを含む主人公にとても合っていて好ましかった。