予告を観たとき、IFを描くせつない系恋愛ものが好きな自分センサーが反応し、新しく出来た渋谷のBunkamuraシネマで鑑賞。
うん、静かで地味なんだけど
すーっと引き込まれて、全く退屈せず
最後まで見ちゃった。
個人的に好みのエモ味はあまりなく、
シンプルで淡白な印象なんだけど、
キャラクターの実在感や、的確な演出、おしゃれで鮮やかな映像の積み重ねで
しっかり魅せられる。
良かったのは、会話の中のすごくリアルな「間」
そこで互いの言語化できない
濃ゆーい気持ちを撃ち合ってるのが、割とはっきり見えるようで、ヒリヒリする場面があった。
あと、敬愛する宇多丸さんも
言っていたけど、今は会わなくなった
元トモの味わいに近くて、そこも良かった。
てか、アーサー良い人すぎる、、
完全にここに感情移入して観てたので、
初恋の彼がアプローチかけてきてから不安になって「俺は勝てないよ…」とか言うとことか、バーでも奥さんが初恋の彼と
話し込んでしまうのを、不安そうに、でも
見守ってるとことか、マジで心がギュッとなった。。
だからこそ、あの最後で良かったよな、とも思えた。
あと5年後、また見返したくなる作品かも。