あらすじだけだと陳腐なんだけど、何だろう、ありそうでなかった作品。
恋愛物語な一方で、キャリアを選んだ女性の人生の話でもある。あと音楽が恋愛映画にありがちな感じじゃないのも良かった。曲がこの映画の質を高めてると思う。
バーのあたりからラストがめちゃくちゃ良かった。というかこのシーンのための映画だったということが分かる。決して結ばれない恋にどういう結論を持ってくるのかなーと思っていたら、そんな角度!なんて大人な作品!!と一気にぐっときてしまった。
夫をただの脇役にしてないのも良い。だって大人にとって配偶者は脇役ではないからね、、
役者さんたちの目線、沈黙が生々しくて、現実って沈黙のほうが語ることがあるよね、、と思った。
結ばれなかった過去の恋があって、でも今は自分の人生を送ってるっていう全ての大人のための映画だと思う。