くすのき

ミツバチと私のくすのきのネタバレレビュー・内容・結末

ミツバチと私(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

性自認に悩む8歳の子、アイトール。あの子にとっては「性別なんて関係ない」という言葉は苦しみを生み出すものだったのかもしれない。名前を呼ばないでくれ、といった子が、存在するものには名前があるんだと言われ、自ら決めた名「ルシア」を名乗る。そしてその名前で呼ぶことを決めた兄と母親。性自認に悩む人への向き合い方も考えさせられた。エンドロールの役名もLuciaと記されていたのにグッときた。きっとどこかにいるかもしれないルシアが、ルシアのような子が、どうか自分を認めて、認められて、幸せに生きていける世の中になってほしいと思った。