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宮本武蔵 般若坂の決斗のデヒのレビュー・感想・評価

宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年製作の映画)
4.3
武蔵(たけぞう)が闇の中で3年間熟練した後、正式に「宮本武蔵」という名称を与えられた後の話。本格的に武蔵の強さが見られる映画でもある。「二十一歳、まだ遅くない」という台詞と自分を3年間待ってたと、どこでもついていくというお通さんを見捨てて一人で去ってしまう武蔵が薄情ながらも決意が感じられて理解できた。
前編に比べて変わったことは、本編には武蔵についてくる子供城太郎が出ていて、映画の雰囲気が一段と明るくなった感じがする。城太郎の何気ないやりとりが面白く、可愛かった。最後、75人対1で武蔵が戦いをするシーンがあるが、戦うべしと言いながら決意をした武蔵に城太郎が泣きながら逃げようと言う場面は胸糞だった。
最後、真実を気づいてしまった武蔵が「嘘だ!」いいながら暴れるが、そこで終わってしまった。ああ、早く3作目が観たい。
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