東京国際映画祭にて。
イランからアメリカに移住した母娘の物語。ヘビーな過去を重たくなりすぎない絶妙な塩梅で、イラン人とアメリカ人の2つのアイデンティティの間の苦労と母娘の確執と和解を軽いタッチでコメディ風に描いていて面白い。笑いあり涙あり。
ミュージカル風に歌や躍りもたまに入るけどクドくない。
異文化、世代間のトラウマ、絆、クイア、夢を追うことなど盛りだくさん。
マーティン・スコセッシに憧れてる脚本家(志望?)っていう設定もいい。
故郷のイランに戻ることはできないし、身内の病気はあるし、母が娘に厳しく(冷たく)なる理由もなかなかにヘビーなんだけど、うまい具合に散りばめられた笑いと歌と踊りがいいかんじに中和してる。
監督の自伝的要素含むとのこと。
これは広く受けそうな映画だと思う。
日本公開あるんじゃないかな?