サトシ

ソウルメイトのサトシのレビュー・感想・評価

ソウルメイト(2023年製作の映画)
4.1
ミン・ヨングン監督、キム・ダミ主演の韓国映画。デレク・ツァン監督「ソウルメイト/七月と安生」のリメイク版。

公募展で大賞に選ばれた「作者・ハウン」という記載だけで応募された絵画が展示されている。そこに描かれていたのは、高校生のミソだ。ギャラリーの担当者から、ハウンとコンタクトを取りたいと連絡を受けたミソだが、ハウンとは幼い頃に遊んだだけの仲だと語る。ハウンのブログにはミソとの深い関係が綴られているにも関わらず。
ミソとハウンは小学生からの大親友。性格も価値観も育ってきた環境も正反対だが、唯一の共通点は絵を描くのが好きなことだった。ずっと一緒に生きていくと約束する2人だったが、17歳の夏、ハウンに恋人ジヌができたことで少しずつ気持ちがすれ違っていく。そんな中、ミソは済州島を離れてソウルで暮らすことを決意。しかし、ソウルでの暮らしは精神的にも肉体的にも過酷だった。生きていくだけで必死な日々を過ごしていたミソだが、ハウンには絵の勉強をしながら旅をしていると嘘の手紙を送っていた。それから5年が経ち、再会を果たした2人は、釜山旅行に出掛ける。久しぶりに2人で過ごす時間に気持ちが昂るも、価値観の違いによって大喧嘩になる。それを機に、疎遠になっていた16年目のある日、2人だけの秘密を残してハウンは忽然と姿を消した・・・。

【キャスト】
ミソ:キム・ダミ
ハウン:チョン・ソニ
ジヌ:ピョン・ウソク

「ソウルメイト/七月と安生」は鑑賞していませんが、リメイク版はせつなく、最後に伏線が全てが回収され素晴らしい仕上がりとなっていて感動しました。
ソウルメイトは、それぞれが同じ想いであり、奇跡的な出会いでないと成立しないのがまた観ていて眩しく感じました。
キム・ダミが目当てでしたので「作者・ハウン」の絵画はドキッとさせられる程、良かったのは言うまでもありません。キム・ダミはそれぞれの年齢に応じた演技を見せてくれ、無理なくその年齢に見えたので満足度は高かったですね。
チョン・ソニが素敵で、あの悲しい表情がまた堪らなく好きでした。これから注目していきたいです。授業中に先生の似顔絵を描いていた事を思い出しました。勿論、ハウンほど上手くないですが、特徴を掴んでいると受けていました。
ピョン・ウソクが韓国人らしい美男子で画面が映えていました。おー、フィーリングカップル5vs5やってると懐かしく思いました。あの男性の中では明らかピョン・ウソク一択でしたね。キム・ダミとのキスシーンは痛そうで顔をしかめてしまいました。
韓国には行った事はないですが済州島の自然の魅力が詰まっていたシーンが多く行ってみたいですね。
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