☆俺基準スコア：2.6
☆Filmarks基準スコア：3.8
韓国・済州…
ソウルから転校してきた小学生のアン・ミソはクラスメイトのコ・ハウンと親友となった。根が明るく自由気ままだがネグレクト気味の母と暮らす複雑な家庭のミソと、真面目で「いい子」だが本音を言えない臆病なハウン。2人の友情は高校時代まで続いたが…
「ソウルメイト」
以下、ネタバレ・ジョップリン。
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デレク・ツァンが監督した「ソウルメイト／七月と安生」の韓国リメイク。負け惜しみじゃないけど、オリジナル未見のおかげで展開にハラハラしながら没入できたかなと。予備知識ゼロで臨んで正解の部類。
小学生時代から大人まで続く親友（たち）との関係を描いた映画はたくさんあって、まぁだいたいが疎遠になるか、疎遠の果てに再会するかなんですけど、本作のように疎遠の時期にも互いを意識し続けているというのは珍しい。ミソの夢をハウンが追い、ハウンの人生をミソが生きるという一心同体感の強さに感動しちゃうんですよ。舞台が済州というのも良くて、暑くない沖縄、という俺のイメージ。緩やかに時が流れる感じの場所なんですよね。
ミソ役のキム・ダミは10代から30代の演じ分けが見事でさすが「魔女」（笑）。ハウン役のチョン・ソニはあまり馴染みがないけど、Netflix配信の「寄生獣」主役というから要チェックですな。雰囲気は有森也実かな（古！）
ジヌ役のお兄ちゃんは、ちょっと爽やかな頃の東出昌大似かな。「君にあるのは技術で才能じゃない」的な失言するのも何だか東出っぽい。
男の友情はドライだけど女の友情はウェットだなあなんて思いながらも、時折涙腺が刺激された作品。オススメ。
