アフガニスタン戦線。砂漠地帯で負傷し、身動きが取れないアメリカ軍軍曹・ジョンは、現地通訳人・アーメドのおかげで奇跡的に生還する。しかしアーメドがタリバンに拘束されたことを知り、ジョンは再びアフガニスタンへ戻る。
ちょっとちょっと!
ガイ・リッチーが監督で、主演がジェイクということだけで、前情報なしで行ったのだけど
今年の中で一番興奮した映画かもしれん。
まずアフガニスタン紛争のことを知っているともっと理解が強まっていいと思う。実話だし。
タリバンというのは、ハマスみたいなもので、アフガニスタンを支配するイスラム原理主義者組織のこと。パキスタンの支援を受け、アフガニスタン政府を制圧し、2021年にはアフガニスタンの実権を握り、タリバンが政権を握ってしまったのだ。
舞台は、まだアメリカ軍がアフガニスタンから撤退する前のストーリーで、バッチバチの時なのだよ。
アーメドがどうやってジョンを救ったかというと、文字通り”運んだ”のだ。
引きずるような簡易的な荷車を作り、大人一人を何日もかけ、タリバンの目を盗みながら引きずった。それも筋肉隆々の兵士で装備分きっと重くなっているはずだ。
さらに、彼はアフガニスタン人であり、アメリカ軍に対してはお金のために働いているただの通訳なのにだ。
自国の軍曹の命を助けたにもかかわらず、そこでアメリカ軍はアーメドと別れてしまった。アメリカ軍を助けたことでアーメドは家族共々タリバンから狙われ、命の危機にあった。
ビザを取るようにと、上官に訴えたジョン演じるジェイクの魂のこもった演説的セリフは、何度でも見たいと思うね。
私の中で、『ロッキー』とか『トップガン』に並ぶくらい、何度も見たい作品になった。
本当に最高。もう一回劇場で見たい。