ラスト、ペリーの涙があたたかく美しい温度でした。それこそペリーが欲しくてやまなかった熱のような気がする。みんなチャーミングで優しさに豊か。
親に愛されないことを、こどもは自分に価値がないからだと思い込む。そして大人になっても自分を愛すことができず、気持ち悪いとさえ思う。つらい。
触れ合うのもひとつの愛かもしれない。でも自分の知っている世界はほんの一部であり全てではないのだと、ペリーはこのお仕事を通して知ることができたらいい。そして、自分を丸ごと愛せるように、いつかなっていたらいい。
監督のお話も伺え、制作の余熱を感じながらの鑑賞体験。嬉しかったです。
