このレビューはネタバレを含みます
ざらつき、街の音、生活音、フィクス、三宅監督だあああってなる感覚すき。『ケイコ 目を澄ませて』から引き続き雰囲気めっちゃすき。
以下感想をつらつら、、、
とにかく渋川清彦さんだいすき、泣いてるとこみたらグッときてまう。
ひとまず前向きに変化した自分の元部下をみて涙こぼす渋川清彦さんが本当によい！！
周期的な症状PMSを抱える人と突発的な症状パニック障害を持つ人の交わり。でも分かち合うという展開はなく、周りへの理解と許容の強要もない。日常って感じ。良き。
同じようで全然違う悩みをもつ同士、どこか相乗効果が不思議と生まれている描写が魅力。
芋生悠さんが演じる「真面目に向き合いたい」という人が対比で描かれるのすきだった。
身近な人の喪失を経験してる人をメイン2人の近くに配置するのも良い！理解してあげたい、救ってあげたい、けど方法がわからず自分なりにアプローチしてみる。その努力が伝わる描写がいくつかあって、でもメイン2人は優しくされるのも、申し訳なさからくる不満のせいで満足に享受できない。このもどかしさがたまらない、、！
以下気になったところ、、、
冒頭の藤沢さん(上白石萌音さん)のナレーションがどこか他人事で違和感半端なかった。自分の悩みなのに女性あるあるの悩みを語るような口調だから、ほんとに悩んでるの、、？って思った。
あと山添くん(松村北斗さん)がPMSを理解しようとしたキッカケが分からない。だいぶ突発的。物語のための展開って感じ。
山添くんが前の職場より今の職場を選んだ理由がしっくりこない。前の職場は人間関係が悪かったのか？だとしたら前の職場の人はあんなに構ってくれないだろうし、自分も親しくしたくないかと、、。
満点じゃないけど三宅監督次回作あったら絶対に観る、、、画づくりほんとにすきです、、。
毎回これくらい感想書きたいよお。
