あむ

夜明けのすべてのあむのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.4
序盤で自分が飲んでいる薬がでてきて、冷静に2時間観られるか不安になったけど、藤沢さんと山添くんや周囲の人とのやりとりが心地よくなっていた。

山添くんが腕をさすりながら話しているの見て、あるあるをさりげなく演じてるのがすごいと思った。

2人のちょっとした表情が柔らかくなっていくことや、山添くんがカロリーメイトから肉まん?を食べて「美味しい」と言うようになったり、藤沢さんの症状を山添くんがコントロール出来るようになったり、助け合うことで変わっていく姿が丁寧に描かれていた。

髪を切るシーンは、予想より遥かに楽しそうで、スクリーンの前で一緒に肩を震わせて笑った。

藤沢さんの最初と最後の雨のシーンの対比がすごく良い。
エンディングも、「行ってきます」で終わるのも温かくてよかった。

どんなときでも観られる、何度も観たくなる映画だった。
多分あと何度か観に行って、その度に泣くし笑うと思う。
あむ

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