序盤は、キュッと胸が締め付けられる感覚を覚えたけれど、観ているうちにそれも和らいでいった。
始まりから終わりまで、劇的なことは何もないけれど、人生が普遍ではないことを確かに感じた。
誰にだって、生きていく上でのイベントはあって、それは酸いも甘いも様々だし、その様相も千差万別だ。苦しいこともたくさんある。
ただ、そんな時でも星は勝手に瞬くし、予期しないタイミングで他人の人生がぶつかって来ることもある。
他人のことなんて分からないけれど、当事者だからといって、自分のことを理解出来るとも言いきれない。案外、他人のことのが分かるような気がしたり、そんな回り道を経てからのが自己理解が深まったりするかもしれない。
夜空を見上げたくなりました