芽

夜明けのすべての芽のレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.8
この本に救われてきたことを思い出して涙が止まらなかった。

一歩一歩でいいと人は言うけど、
一歩って相当大きくて、一歩しか踏み出せないとは言うけど、
一歩も踏み出したとも言える。

自分の居場所だって正直少ない。
誰かといることが居心地がいいと言われれば違うけど分かり合えたらいいなと思えたりもする。

夜は嫌い。朝を迎えるためのカウントダウンのようなものだから。
けど朝も嫌い。また1日を始めなきゃならない。
だったら夜明け。この一瞬だけでもこの世界に存在する自分を認めてあげられたら自分も救われる。

人間やめたいくらい辛いけど
死にたくはない。
そう考えられてるうちはまだ頑張れるのかもな。
芽