スティーヴン豆腐

夜明けのすべてのスティーヴン豆腐のレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
3.5
これはあれやね。規模感と深度に違いはあれど、パーソナルな問題との向き合い方という意味では、こないだ観た唐田さんの『朝がくるとむなしくなる』とベクトルは大体同じ。そして芋生さんは両方に出てる。

男である自分には生物学的性の壁を越えてPMSを正しく理解することは到底不可能であり、かといって女性同士なら分かり合えるかというとこれまた個人差が大きく、そう単純な話でもないという。たとえ理解が及ばなくとも、相手の立場を想像し受け入れ、時には寄り添うこと。
綺麗事と言えばその通りで、簡単に出来たら世界中で紛争・戦争も起きねえぜ!って話なんだけども、せめて自分の目が届く範囲ではそうありたいね(※)と。
ただまあ劇中の二人や周辺の人間関係は中々にファンタジーではあったな。

※なお以下は例外。如何なる事情があろうとも(あるか?)理解不能・共感拒否。
・すれ違う際にぶつからないよう先に道の片側に寄ると、なぜか同じ側にホーミング
・スーパーでサッカー台を広く(二人分以上)使う
・スーパーで連れがレジに並んでる間サッカー台を場所取り
・駅のホームで左右二列ずつ整列乗車の案内表示があっても一列で並ぶ
・↑の状況で新たに二列目を作ると「順番抜かされた!」という視線を向けてくる
・駅階段の矢印表示に逆行する