スティーヴン豆腐さんの映画レビュー・感想・評価

スティーヴン豆腐

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プレデター:バッドランド(2025年製作の映画)

3.7

でっくんは健気可愛いし鬼いちゃんのクウェイはヤウージャ顔でもイケメンなのが分かる厳つめの整った顔立ち。
殺伐としたタイトルの割にオフビートな笑いも多く(母子揃って美味しい所持っていくな!)邦題は『プレ
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羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来(2025年製作の映画)

3.6

1>2

同化政策をがっつり風刺していた前作(※)と比べるとメッセージ性よりもマーベルというかX-MENぽいな…が前面に来る脚本。黒幕の目的や暗躍の仕方なんか特に。
※逆にプロパガンダと捉えている人の
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視える(2024年製作の映画)

3.3

うーん…使い途はそっちかぁ…

盲目の霊媒師が呪いの人形と共に姉の死の真相を探るとかいう、琴線に触れるどころかドンピシャで弾きまくる設定にウッキウキで映画館に足を運んだ結果。
件の木人形は犯人探しには
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爆弾(2025年製作の映画)

4.3

2025年邦画枠、年間ベスト候補。
キービジュアルの圧倒的ダサさ以外ほぼ全部好き。怪人vs奇人の心理戦も大好物です。最終的にタゴサクの素性が一切不明のまま終わるのも良い。警察との駆け引きを見る限り知能
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愚か者の身分(2025年製作の映画)

3.4

はて、つい最近ほかにも歌舞伎町が舞台でキービジュアルの構図まで激似の映画があったような???

裏ビジネスに手を染める迄に追い詰められ、足掻き続ける若者を通じて現代社会の閉塞感を描き出す社会派の作品…
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ミーツ・ザ・ワールド(2025年製作の映画)

3.3

松居大悟かと思ったら松居大悟だった。
働き過ぎでは?

菅田将暉はあるキーパーソンの役で声のみ出演。
『愛されなくても別に』(原作2020年8月、映画2025年7月に対して此方の原作は2018年連載開
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フランケンシュタイン(2025年製作の映画)

3.8

原作未読、原作者メアリー・シェリーの伝記映画『メアリーの総て』は鑑賞済み。
怪物が「船を押す」という動作に最初と最後で正反対の意味が与えられている。

ギレルモ・デル・トロが偏愛するモチーフの原点(原
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Mr.ノーバディ2(2025年製作の映画)

3.7

前作の合わなかった部分が軌道修正されていたこともあって、個人的には2の方が全然好み。
とはいえ、このままシリーズを続けても先細りは目に見えてるのでマンネリと言われる前に3くらいで打ち切るべきと思います
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ローズ家~崖っぷちの夫婦~(2025年製作の映画)

3.6

お下品かつおブラックで中々よろしくてよ。

夫婦・男女の役割が旧来的な価値観とは(バランスを取りながらも)反転気味に描かれていることから、1980年代に発表された原作およびオリジナル版は逆の設定だった
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おーい、応為(2025年製作の映画)

3.0

原作として杉浦日向子の漫画『百日紅』を採用している為、前半の流れはアニメーション映画『百日紅 〜Miss HOKUSAI〜』とある程度同じ。父・北斎の晩年と、彼と共に生きた応為が描かれる本作の方が(あ>>続きを読む

百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

3.3

原作は未読だが、作者が杉浦日向子なので元々さまざまな江戸風俗の描写を取り入れつつ淡々と進む物語であろうことは想像に難くない。それにしても一応は主人公である葛飾応為(お栄)の人物像はあまり見えてこず、お>>続きを読む

ナイトコール(2024年製作の映画)

3.4

軽率にハリウッドでリメイクされそう。(本作は白仏合作)
実際冒頭15分は胸が高鳴ったし、BLMデモを追走劇のギミックとして組み込むあたり感心する部分もあったけれども、ストーリーラインと着地点はベタなク
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死霊館 最後の儀式(2025年製作の映画)

3.4

いや長いわ。体感1/3くらいあったウォーレン一家のホームドラマは削る余地もあったろうがアレはアレで結構面白いのが悩ましい。あるシーンに過去作でウォーレン夫妻に救われた家族と並びカメオ出演しているジェー>>続きを読む

ファイナル・デッドブラッド(2025年製作の映画)

4.2

ごめん、完全にナメてたわ。
5作目『ファイナル・デッドブリッジ』が最終章に相応しい完璧な結末を以てシリーズを締め括ったが故に、決して続編が作られることはないと信じていたし新作決定の報を聞いても蛇足でし
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フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編](2025年製作の映画)

3.6

国岡の名を冠しているが本作の実質的な主人公は国岡とは腐れ縁の真中卓也。いやはやまさかヘタレの真中でちょっと感動させられるとは思うまいよ。 

真中メインになったことで国岡のお仕事(≒アクション)パート
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見はらし世代(2025年製作の映画)

3.1

木竜麻生目当て。

皆までは言わんけど自分が苦手とする要素を詰め合わせたような映画で、終盤SAでのスピリチュアル展開でトドメを刺された。(言っておくがマジックリアリズム自体には別に忌避感とかは無い)
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層間騒音(2025年製作の映画)

3.3

ヒトコワにする?お化けにする?それとも…な欲張りセット。いずれにしても傍迷惑が過ぎる。

何度か睡魔に襲われて一部記憶が曖昧なんだけども、主人公の難聴設定はあまり上手に話に組み込めてなかったかな。怪異
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トロン:アレス(2025年製作の映画)

3.3

メインビジュアルにも出てるアテナの乗機が完全にパンの袋を留めるやつ(バッグ・クロージャー)な件。

悪い予感は的中。電脳空間からの恒久的な実体化は既に前作『トロン:レガシー』でサムとクオラが達成してる
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リビング・ラージ(2024年製作の映画)

3.7

チェコ発のストップモーションアニメ且つ造形のクセ強すぎなもんで、カラフルなメインビジュアルに反してどこか捻くれてたり鬱々とした所もあるかとイメージしていたら劇伴はノリノリだし九割五分ポジティブで逆に驚>>続きを読む

ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

4.6

ド傑作。その名が示す通り、将に戦いに次ぐ戦い。さりとて最初からクライマックスなだけのトリガーハッピー映画ではなく、むしろ静かなトーンで進む物語を何れ劣らぬコクのある面々が彩ってゆく約三時間。(この辺り>>続きを読む

火喰鳥を、喰う(2025年製作の映画)

2.0

取り急ぎ、年間ワースト候補。
何がキツいって常にうっすらと「今こいつらは何のために何をやってんだっけ?」がつきまとう最後までハテナたっぷりの嬉しくないTOPPO状態が苦痛。文章で言うところの所謂「目が
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By 6 am 夜が明ける前に(2025年製作の映画)

2.6

武田梨奈ひさびさの本格アクション復帰は喜ばしいし、まだ全然動けることを示したこと(空手がバックボーンの彼女のアクションは一撃一撃に質量を感じられるのが👍️)には価値があるのだけれど脚本がマズい。

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ブラックバッグ(2025年製作の映画)

3.4

本作はガワがスパイ映画というだけでメインはジョージ&キャスリン夫婦の惚気です。

主な感想は「ピアース・ブロスナンにその役やらすんか」とジョージがメインで掛けてた眼鏡(フロントのカシメが縦の方)が C
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ラスト・ブレス(2025年製作の映画)

3.3

実際に起きた潜水事故に基づく。マジもんの奇跡すぎて「スゴイね人体❤」としか言いようがないす。
トップクレジットで主役ヅラしてるウディ・ハレルソンは潜水鐘から出んのかい!

殺人配信(2025年製作の映画)

3.3

冒頭、動画配信サービスWAGの紹介から妙に軽いノリに不安が過り、その後もやはりコミカルな調子で話は進む。ここ最近『ミュート・ウィットネス』『RED ROOMS レッドルームズ』とスナッフ系(どんな「系>>続きを読む

RED ROOMS レッドルームズ(2023年製作の映画)

4.0

はい今週のダークホース出ました。配給がエクストリームだからと大分油断してたら面白いでやんの。(何となく傑作とまでは言いたくない)

主人公ケリー=アンヌに次ぐ主要人物クレマンティーヌ役のローリー・バビ
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テレビの中に入りたい(2024年製作の映画)

3.2

お、おう。よく分からんというのか正直なところだが…
『ゴーストワールド』に『スターフィッシュ』成分ぶち込んでダークでより陰鬱に煮詰めて翻案した的な感じですかね?知らんけど。

オーウェンの話し方、ジャ
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プロセキューター(2024年製作の映画)

3.5

今度のド兄は闘う検事、いや拳事。
アクションは申し訳程度であとは真っ当に法廷劇をやるかと思いきや、後半普通にアクション盛々でひと安心。これを実話ベースと言い張るには脚色が大部分だろと。襲撃者のうち数名
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ミュート・ウィットネス デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

3.4

む?スナッフフィルムなんつう凄惨な題材のサスペンススリラーにしては妙にノリが軽いしコミカルだな?

『セブン』と同時期(1995)の作品にしては『羊たちの沈黙』(1991)どころか下手したら40年くら
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ザ・ザ・コルダのフェニキア計画(2025年製作の映画)

3.3

自家中毒が進行していた前々作、前作から一転、筋立てが整理されて話を追いやすいのは◯。それが反省を踏まえた回帰なのか、或いはロマン・コッポラ(前作と前々作は原案のみ、脚本には不参加)の仕事なのかは知った>>続きを読む

男神(2025年製作の映画)

2.5

案の定(?)貸切上映。オイ!これは横浜エリアならジャクべかシネマリン案件、大手シネコンで流す作品じゃないだろ…
何かを変えたわけでも微かな希望を残したわけでもない消化不良な幕切れ。それなりに退屈はしな
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宝島(2025年製作の映画)

3.3

丁寧丁寧丁寧に描くと決めていたが故191分もの長尺になったのだとして、それでも各キャラクターと関係性の掘り下げが十分とは言えず、TBS日曜劇場のダイジェスト版みたいな印象。

ウタの少年期と青年期を演
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ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝(2023年製作の映画)

3.2

サブタイトルで遊び過ぎな。

ヤヤン・ルヒアンの起用以外にも『ザ・レイド』好きなんだろうなって要素を散見。
悲しいかなユーモアと劇伴のセンス、前半ドラマパートのテンポが自分には致命的に合わなかったんだ
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ブラックドッグ(2024年製作の映画)

3.8

一人と一匹、孤独な男と野犬のバディムービーであり希望と再生の物語。(猫飼いとしてはフィクション作品で人と犬が対等な相棒として描かれる姿に嫉妬せざるを得ない。猫でそれやっても画がほのぼのしちゃって雰囲気>>続きを読む

THE MONKEY/ザ・モンキー(2025年製作の映画)

3.1

うーん、まあ…ね。
プロットを見た時点でどうしたって連想する『ファイナル・デスティネーション』シリーズよろしく逃れられない死の運命に抗う話かと思いきや家族の愛憎(親子、兄弟)に収束していく辺りはうまく
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ブロークン 復讐者の夜(2025年製作の映画)

2.8

ハ・ジョンウ主演にしては公開規模がショボいのも観ればまあ納得の仕上がり。

ミスリードの為に挿入された作家先生絡みの話が特に補完も無くぶった切られてモヤるとかいう次元じゃない。チョン・マンシクは政治家
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