プラネタリウムや星という話から、
周りは暗闇のままだと思い下を向き続け、自分の内側にだけ目を向けて、外の世界に目を瞑っていた。だけど少し顔を上げれば光はあってそれは道標として示してくれる。今は辛くて苦しくても永遠に続く事はない。夜は必ず明ける。
そして私たちは生命がある限り微かに変化をし続ける。
それは自然の摂理と同じ。
そんな意味が込められているのではないかなと感じました。
原作を深掘りした様なメッセージ性が描写や音楽、細やかな設定に感じられて素敵でした。
自分ではコントロールできない外側の力は委ねてしまって、時折他力本願にしてしまおう。センシティブな分、問題を一人で目一杯抱えてしまう、そして自分の考え方に固執してしまう。それが辛さの根源なんだろうなと思いました。
自分自身に優しくなれる救いのある映画でした。