こんゆき

夜明けのすべてのこんゆきのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
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作品全体としてみると、じんわりあたたかくて余韻が心地よい日本映画らしい作品、となるのだけど、人間関係や男女の関係性の描き方が現代版にアップデートされているなぁという印象。藤沢さんと山添くんを「恋愛関係ではない男女」としていても、いやいやここでもしや二人は、、、などと期待してしまったりして、自分の思考の古さに若干嫌気が差しました。

印象に残っている場面は、藤沢さんが山添くんの家に行ったとき、「これもらっていい?」と、ポテトスナックの残りカスを袋飲みしたところ。マナー的にもちょっとアレな部分はありつつも、恋愛感情を抱いている相手を前にこんな行動はしないよなーと思うので、ああ、このひとたちは本当に友人関係なんだなと分かったり。
説明セリフではなくそういったこまかな演出の積み重ねで、この映画の心地よさが作られているのだと思いました。


症状は違えど自分もPMSで日々悩まされているので、わっかるわ〜という場面も多かったです。藤沢さんが喫茶店でルイボスティーを頼んでいたのは多分PMS対策で、カフェインを控えることでPMSの症状が軽減されると言われています。個人差あると思いますが、おすすめの対策です。
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