妹尾まいこさんの小説が好きで何冊か読んでいる。どの作品も心が温まって思わず涙が溢れ出てくる。
ただ、その後自分の激動人生を送っていると(激動と書いてはみたけど特筆するまでの事件はないけど)内容をすっかり全て忘れてしまっている。
ご本人的には心血注いで書き上げている作品をこんなレビューをされて腹立つ事案かもだけど、大好きで新作が出たら必ず読みたい作家。内容を忘れるほど、日常に寄り添っていて気持ちがほっこりする。
今回の作品はPMSがテーマということで、PMS激重勢としては見ないわけにはいかない。
PMS以外でも、人は分かりやすく目に見えなくとも病気を抱えている人が沢山いる事は少なからず理解しているつもり。
けどPMSってやっぱ軽視されやすいんだよなぁと。。生理って病気じゃないよねと。
劇場を見回しても見にきている男性がとても多く、女性のホルモン色々あるんよ(男性ももちろんホルモンバランスあるとは思うけど)って少しでも知ってもらえるだけで嬉しいなぁ。
会社で荒れた事を反省して、気を遣ってお菓子買ってきた主人公に、会社のおばさまが、
『こういうの決まりになっちゃうとよくないから、でも私ここの大福大好きよ、ありがとう』
こういう優しい気遣いがさらっと出来るおばちゃまになりたい。