りおん

夜明けのすべてのりおんのネタバレレビュー・内容・結末

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

映画館
原作未読

良作です。

プラネタリウムの場面が最高‼️
最近の映画では1番泣けたかもしれない。


何が良いって

上白石萌音の声が良い‼️

ナレーションの言葉が良い‼️


レビューで浄化されたって
書いてる方も多かったけど、 
私が浄化されたとしたら、
プラネタリウムのナレーションの
上白石萌音の声のおかげですね。
いや、ホントに良い声してるわ。



かなり重度のPMSで、まともな社会生活ができそうもない主人公、藤沢さんと
パニック障害で大企業から
転職してきた山添くん

心の広〜い方々の会社で同僚になります。


PMSの真っ最中のある日
藤沢さんがイライラを抑えきれず
山添くんに思い切り良く
当たり散らしてしまいます。

その豹変ぶりに
面食らう山添くん。

藤沢さんはPMSが落ち着くと
すぐにしおらしくなって
ちょっとお節介な
とても良い人に戻ります。



そのうちに今度は山添くんが
発作を起こしてしまい、

飲んでいる内服薬で
お互いの病気に気づいてしまう2人


2人は少しずつ互いの病気を理解して
助け合って
いつしか...恋に...は落ちない。

この恋に落ちないところが
この映画のミソですね。

ただただ同志のように存在する2人。

人は分かり合えないものだけど
3回に1回は助けられるかもしれない

この山添くんの言葉も響いたなぁ。


そしてプラネタリウムでの
最後のナレーション



地球は回り続けている。
常に新しい夜と朝が訪れる。
夜明けは必ず来る。

特に辛い事があるわけじゃないけど
上白石萌音の声で聞くと
なんだか、じ〜んとして
涙が滲んできました。


ぜひぜひ
映画館の暗い中で聴いて欲しい‼️



観たあとに
人に優しくなれる映画です。

プラネタリウムのシーンは
きっとまた観たくなると思います。
りおん

りおん