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ベアリー 悪熊(あくま)のぬいぐるみのYSKのレビュー・感想・評価

3.8
最近ずっと『クレヨンしんちゃん』にお熱でしたが、記念すべき2300作目ですからね、ここは初心に帰って「どうしようもない」作品をご紹介しようと思います

離婚したばかりの主人公が友人から大きな大きな熊のぬいぐるみをプレゼントされますが、ベアリーと名付けられたこのぬいぐるみが主人公と「いい関係」になりそうな男たちを皆殺しにします、以上

かつて『恐怖人形』なる作品もありましたがこの作品もおおよそ似ています
身の丈が2メートルを優に超す大熊人形がチェーンソーを片手に夜な夜な歩き回り主人公に近づく男たちを皆殺し、もうこのあらすじやビジュアルだけで90万点くらいは差し上げてもよさそうなものですが、そのうえ名前が悪い熊と書いて「あくま」と呼ぶうえ彼によって切り刻まれた死体から飛び散る血しぶきが非常に雑!
まあ恐らくはこうも巨大な着ぐるみに赤い血のりがついてしまっては大変だからなのでしょうが、よくよく考えてみたら毎度おなじみ「コンマビジョン」配給の作品なのでいたって正常運転なのかもしれません

ベアリーをプレゼントされてから動き出すまでの前半は主人公が婚活に勤しみ出会い食事をともにしたクソ男たちの奇行もあり飽きがこないどころか常に面白いこの作品
配信オンリーだし応援企画どころかそもそもDVDの発売すらなさそうですがこれは非常に勿体ない、何かの間違いでうっかり発売してくれればいつもの通りコメント権を購入しますからどうにかなりませんかね?何だったら『デストイレ』シリーズだって待ってますからね
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