ヨーテボリ映画祭にて。

ドッペルゲンガーに会ってしまった2組の夫婦の話。
詰めきれてない部分もあるとは思うが娯楽映画として十分面白かった。
複雑さなくシンプルだが視覚的にややこしい(題材が題材だけに)。
タラネ・アリシュスティ、ナヴィド・モハマドザデ共演。
監督は俳優として「彼女が消えた浜辺」にも出てたマニ・ハギギだった。

メインキャストのタラネとナヴィドはそれぞれが１人２役。
片方のみならず、夫婦揃ってそっくり。こんなことってあるか？双子同士？クローン？妄想？劇中の登場人物同様いろんなパターン考えたが、この映画はそこがメインじゃないんだな。

全く立場が違う自分達にそっくりな夫婦と会ったらどうなるか、何を考えるか、どういう行動を取るか。醜く狡猾な部分が露になったり、無意識の本音が出たりと、心理面も見ていて引き込まれる。
イランのお国事情や格差も混ぜつつ二組の夫婦の行く末が気になり釘付け。

途中、全く同じ格好をしている時があって、これどっちなの？と混乱するが、性格でまあまあ推測はできるだろう。
でも、性格や言動まで双方が成り済ましていたら？と考えると劇中登場人物同様にわからなくなる。

タイトルの意味からなんとなく想像はついてもさらに先が。ラストにニヤリ。あの後どうなるのかと思うと……😩

雨が象徴的。そういえば雨がずっと降ってるイラン映画(私は)あまり見たことない気がする。

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• #日本未上陸映画ベスト◯◯_みむさん